低体温症
手足の冷えに悩む女性は多いかと思います。特に、デスクワークの多い仕事や、立ちっぱなしの仕事をされている方は、血のめぐりが悪くなって、足が冷たくなりがちです。次のような症状が当てはまる方は、低体温症の対策が必要です。
もしかして低体温?
- 暖かい部屋にいるのに、手足や腰、おしりのほっぺなどが冷えている
- 足がむくんでいる
- 布団に入っても足が冷たくてなかなか寝付けない
- 分厚い靴下を履いていても足が冷たい
- お風呂に入っても、しばらくすると手足が冷えてしまう
- 夏でも足が冷える
- 肩凝りがひどくて頭痛がする
- 引き出物や肌荒れがある
- 生理が不順
- 寝つきが悪い、眠りが浅い
- 髪が抜ける
低体温の人は、免疫力が低下して風邪をひきやすく、疲れも取れにくく、集中力も低下し、肌荒れやアトピーなどのその他の様々な症状に悩まされたりします。
低体温の原因
低体温症の原因にはいくつかあり、低体温、貧血、自律神経失調症、ホルモンの乱れなどが影響します。平熱が36.5度より低い人は低体温かもしれません。加齢とともに運動する機会が少なくなり、筋肉の量が減ってくると、基礎代謝力が落ちて、体温が上がりにくくなります。最近では、子どもたちの平熱が低くなる傾向があります。また、体温が低すぎると、酵素の働きも鈍くなるので、免疫力が落ちて、風邪をひきやすくなり、自律神経失調症や生理不順などの症状も招きます。
低体温の改善方法
まずは食生活を見直しましょう。体温を上げるには、食べたモノを体内で燃やしてエネルギーに変えることが必要です。糖分をエネルギーに変えるには、亜鉛・鉄、マグネシウム、セレンなどのミネラルやビタミンB1、B2が必要なので、これらの含まれる食品を食べるか、サプリメントをうまく使いながら補充するようにしましょう。
また、最近話題のショウガには、体を温める成分が入っていますので、ショウガ料理を増やしてみたり、すりおろしたショウガを入れたお湯やジンジャーティーなどを飲んで体を温めるのも効果的です。
体が温まる食べ物・飲み物を積極的に摂るようにしましょう
ショウガ湯、お茶(ウーロン茶、紅茶、黒豆茶)は体を温める効果があります!
× 逆にコーヒーや緑茶は体を冷やしてしまうので、あまり飲み過ぎないようにしましょう。
ねぎ、にんにく、とうがらし、しょうがには、特に体を温めるのに効果的な成分が含まれています。
こんにゃく、ごぼう、かぼちゃ、さつまいもなどの根菜類は体を温める効果があります。
× 甘い食べ物や南国系のフルーツ(バナナやマンゴー、キウイ)は体を冷やすので食べ過ぎには注意しましょう。
パンよりはご飯のほうが体を温める効果があります。
また、玄米には体内でエネルギーを作るのに必要なミネラルが多く含まれていますのでお勧めです。
× 夏野菜は体を冷やす効果があるので、加熱調理するなどして工夫しましょう
牡蠣(カキ)やウナギ、レバー、大豆、卵、そば、ゴマ、牛肉には、体内で糖分をエネルギーに変えるのに欠かせない亜鉛が多く含まれています。
ビタミンB1やB2も体内でエネルギーを作るのに欠かせません。豚肉や牛肉、ウナギ、玄米、豆腐、納豆、卵、ホウレンソウなどの食品に多く含まれています。
体を動かして血行を良くして温めましょう
- 無理なダイエットは必要な栄養を摂取できなくなるので頑張りすぎない
- 毎日、お風呂にゆっくり浸かる
- タバコを吸う人は、血管が収縮して血流が悪くなってしまうので禁煙する
- ウォーキングなどの有酸素運動をして体を温める
- エレベータより階段を使う、駅まで歩くなど、普段から出来るだけ体を動かすようにして筋肉量を増やす