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アトピー性皮膚炎〜スキンケア

アトピー性皮膚炎とは?


かゆみを伴い慢性的に経過する皮膚炎(湿疹)ですが、その根本は皮膚の乾燥とバリアー機能異常があり、そこへ様々な刺激やアレルギー反応が加わって生じると考えられています。

皮膚のバリアー機能とは皮膚の一番外側にある角層が内部を保護し、水分を保持したりする働きのこと。アトピー性皮膚炎の人は角質細胞中の天然保湿因子や角質細胞間脂質にあるセラミドの量が正常な人に比べて少なく、バリアー機能が生まれつき弱いといわれています。そのため、皮膚は乾燥し、刺激を受けやすい肌 (ドライスキン、敏感肌)となっています。

このような敏感肌は空気の乾燥、衣服の擦れ、汗などの物理的刺激により痒みを起こしやすく、掻く刺激が加わるとさらに皮膚のバリアー機能が破壊され、さらに痒みを引き起こします。また、ダニなどのアレルゲンも侵入しやすくなりアレルギー反応も加速し、湿疹が悪化していきます。さらに、ウイルスや細菌も容易に侵入し、とびひや水イボなどの感染症も起こしやすくなります。

 皮膚バリアー機能を補強することが、スキンケアのポイントです


皮膚バリアー機能を補強するには、毎日、肌を清潔に保ち、保湿剤で皮膚を保護することが重要です。急に気温が下がり、湿度が下がる秋から冬は要注意。肌がカサカサする感じが始まったら十分な保湿剤を毎日塗るようにしましょう。秋冬だけでなく、汗をかくような春夏も、敏感肌は保湿剤で保護すれば汗による刺激を防いでくれます。肌を外部刺激から守るスキンケアは一年中継続しましょう。スキンケアは保湿剤の塗り方のページを参考に。

また、皮膚バリアー機能は、睡眠不足、疲労、精神的ストレスによっても低下するといわれています。保湿ケアだけでなく、睡眠を十分取ること、ゆっくり入浴しリラックスすることも忘れないでください。

皮膚科受診のポイントは

カサカサだけでなく、かゆみを伴う赤い湿疹ができてしまったら、すみやかに炎症を抑えるステロイドやタクロリムスなどの外用薬が必要です。皮膚科に継続して受診し、湿疹の状態に合った適当な強さの薬を選んでもらいましょう。早めに受診すれば、弱いランクの外用剤でもよくなりますが、悪化させてしまうと、強いランクの外用剤が必要になります。このときも保湿剤はベースに塗っておきます。良くなって来たら、ステロイドなどは減らしていきますが、保湿剤は減らさず、継続することが重要です。かゆみが無くなったからといって、保湿剤のスキンケアをやめてしまうと、湿疹が再燃します。

調子が悪いときだけでなく、良いときも皮膚科を受診して、良い状態を維持する治療を提案してもらうことが、アトピーを良くしていくポイントです。

その他、個々に湿疹の悪化要因を検査や問診で解明していきます。1つ1つ対処方法を提案してもらい、スキンケアと平行して、アレルゲン対策、環境整備をすすめていきましょう。