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肺炎

肺炎は、ウィルスや細菌による感染症、薬剤、アレルギー、誤嚥(ごえん)など、様々な原因によって肺に炎症が起こり、呼吸障害を起こす病気です。最も多いのは、風邪を引いて体力が低下している時に、ウィルスや細菌などの微生物が空気中から肺に入って、2次感染を起こすケースです。原因となる微生物の種類によって、大きく以下の3つのタイプに分類されます。

bullet細菌性肺炎:肺炎球菌やインフルエンザ菌(Hib)などの細菌によって起こる肺炎

bullet非定形肺炎:代表的なのはマイコプラズマ肺炎。
           細菌とは異なるタイプの微生物によって起こる肺炎で、
           特定の抗生物質を1カ月程度服用すれば治る
bulletウィルス性肺炎:インフルエンザやはしかなど、ウィルスが肺の中で増殖することによって
              起こる肺炎

通常は、体の免疫機能がウィルスや細菌などの病原微生物を排除してくれるのですが、感染症などで体力を消耗していたり、ストレスや不規則な生活などで免疫力が低下していると、気道の炎症がひどくなり、異物を排除する仕組みがうまく働かなくなって、病原微生物が肺の中にまで入り込んでしまいます。

  主な症状

感染症による肺炎の場合は、咳、鼻水、38度以上の高熱といった風邪症状から始まるケースが多くみられます。風邪なら2〜3日で良くなってくるはずなのに、1週間近く経っても一向に熱が下がらなかったり、しつこく咳が出て、痰の量が多くなったり、咳込むと胸に痛みを感じたりといった症状が続くようなら、肺炎の可能性があります。

早めに治療すれば、重症化する前に治すことができますので、おかしいな?と思ったら、早めにクリニックを受診して下さい。確定診断をつけるには、聴診と血液検査、X線検査を行います。肺炎の場合は、レントゲン写真に白い影が映り、炎症反応によって血中のCRPや白血球数が増え、血液の酸素量も減少が見られます。また、マイコプラズマ肺炎などの非定形肺炎かどうかを特定する場合にも、血液検査が役立ちます。また、インフルエンザが疑われる場合は、鼻やのどの奥をぬぐった液で簡易検査をすることもあります。

 主な治療方法

とにかく早期発見、早期治療が大切です。治療が遅れて重症化すると、呼吸困難に陥り、死に至ることもあります。特に、高齢者の方や慢性疾患によって免疫力が低下している方、喘息などの呼吸器系の既往症がある方は、重症化するリスクが高くなります。

患者さんの状況によっては、通院と投薬で治療する場合でも、自宅で絶対安静が原則です。
十分に休養をとって、水分補給もしっかり行いましょう。症状が重い場合は、2〜3週間程度入院して、抗生物質の点滴や酸素吸入が行われます。

投与する薬は、原因となる病原微生物によって、異なる種類を使い分けます。細菌性肺炎の場合は、抗菌薬が有効なのですが、インフルエンザなどのウィルスによる肺炎の場合は、肺の中で増殖したウィルスには、抗生物質が効かないので厄介です。インフルエンザの場合は、タミフルやリレンザなどインフルエンザの治療と並行して、気管支拡張や去痰剤などを使って症状を和らげる対症療法を行います。