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気管支喘息

 油断すると怖い気管支喘息 


気管支喘息は、気道(空気の通り道)に慢性的な炎症が起きて狭くなり、咳や痰、ひいては呼吸困難をおこす病気です。

治療の進歩により気管支喘息で亡くなる方は年々減少してはいますが、いまだに年間3000人以上の人が命を落としています。これは、白血病や子宮がんなどよりも多い数字です。

普段は元気に過ごしていても、風邪をひいたことがきっかけで喘息発作を起こす人や、多忙のために薬を切らしてしまい、重篤な発作を起こしてしまう人がいます。特に冬場は注意が必要です。

 症状がなくても定期的な管理が必要です! 


以前は、発作が出たら抑えればよいと考えられていました。ところが、症状がなくても気道の炎症はまだ残っていることがわかってきました。しかも、何度も発作を繰り返してしまうと気道の性状が変化してしまい、治療薬が効きにくくなってしまいます。それを防ぐためには、“なるべく発作を起こさず”また“発作をすみやかに静める”ことが必要となります。現在では、症状がない時でも気道の炎症をおさえる薬を定期的に服用して、極力発作を起こさないようにすることが治療の中心となっています。

きちんと薬を服用しましょう! 


気管支喘息の治療には、

@発作を予防するための“長期管理薬”と
A起きてしまった喘息発作をおさえるための“発作治療薬”があります。

この2種類をうまく組み合わせて毎日規則的に予防を行い、定期的な管理をすることが必要です。
長期管理薬のうち、一番よく使用する薬は吸入ステロイド剤です。ステロイドというと“怖い薬”というイメージがありましたが、吸入薬として局所投与した場合には副作用はほとんどなく、小児や妊婦さんでも安心してお使いいただけます。また発作の頻度によっては、気管支拡張薬(吸入、経口または貼付薬)やテオフィリン製剤、抗アレルギー薬などを併用することもあります。

発作治療薬としては、気管支拡張薬(β2刺激薬)の吸入が多く使用されます。それでも発作がおさまらない場合は、ステロイドの内服や点滴が必要となります。発作が重症な時には、すぐに病院を受診しましょう。

自分の喘息について知りましょう 


喘息の中には、ダニや動物の毛などに対するアレルギーが原因で起きるもの(アトピー性)があります。このタイプの喘息では、原因となる物質を周囲から取り除く必要があります。原因となる物質を調べるためには、採血検査をする必要があります。非アトピー性の喘息では、過労やストレスが喘息を悪化させる代表的な要因です。また運動や飲酒、女性では月経や妊娠も喘息発作を誘発する場合があります。特殊なタイプでは、消炎鎮痛剤が原因で起きるもの(アスピリン喘息)や、“長引く咳”を主体とするもの(咳喘息)があります。

自分の現在の状態を知るためには、最大呼気速度(ピークフロー値)を測定することが良い指標となります。小さな器具を使用して、誰にでも簡単に測定することができます。喘息のコントロールが気になる方は、どうぞご相談ください。